私たちの仕事は、日々、利用者さんとのコミュニケーションにつきます。毎日の人間関係に同じものなんてありません。経験も、積み重ねの中からしか得られない。ぬくもりの森では利用者さん1人1人の個性を尊重するため、用意された正解もありません。
子どもたちの感覚は鋭い。経験や体験が少ない分、大人の気持ちも純粋に感じとります。そんな中で、先生たちが大変そうにしていたらどうでしょう。悩ましい顔をしていたらどうでしょう。何も考えずに作業的な毎日を過ごしていたら…子どもたちにとって気を使う場所であっては意味がありません。
ぬくもりの森では、先生たちを大切にしています。先生の笑顔がないところに、子どもたちの笑顔もないからです。心の余裕があれば、人は人に優しくなれる。大切するということは、楽しいことだけが先立つわけでもありませんが、それこそ「とりあえずやってみる精神」でいれば大抵のことは努力した分だけ、またチャレンジできる機会も巡ってくるものです。結果が失敗に終わることもあるでしょう。時には立ち止まることがあったっていい。そのためにぬくもりの森と仲間がいます。私たちは、一人ひとりの気持ちを重ね合わせ、皆で「ぬくもりの森」を広げてきました。これからも、働いてくれる仲間の輪が広がる職場づくりに、尽力し続けます。
代表 奥田 浩一